この夏、わが家の胃袋を満たしてくれたゴーヤも最後。
色が似てるから、読み終えた本と撮ってみました。
娘が置いていった本を読みました。
ずっと本棚にあったけどタイトルを見て、ちょっと敬遠してたんですよ。
「人を動かす」なんて、ちょっと高飛車な感じがして。
けれど、長い年月読み継がれているだけあって内容が素晴らしく、勉強になることがたくさんありました。
今日のブログではその内容を少しだけ紹介したいと思います。
1.この本を一言で言うなら「よき人間関係をつくるためのガイドブック」
カーネギーというと鉄鋼王を思い出しますがそれはアンドリュー・カーネギーで、この本の著者であるデール・カーネギーとは別人です。
デール・カーネギーはスピーチの研修講師です。たくさんの生徒に教える中で様々な経験をしたのでしょう。その経験をもとにこの本が書かれました。
2.人を動かすのは技術と心
相手を自分の思いどおりにしてやろう!とかそんな気持ちでは人は動きません。
タイトルこそ「人を動かす」ですが、自分が変わることで相手が動くのです。
人を動かす三原則、人に好かれる六原則、人を説得する十二原則、人を変える九原則、幸福な家庭をつくる七原則と、たくさんの事例と共によりよく生きるための方法を指南してくれています。たくさんのエピソードが出てきてやや混乱しそうになったり、内容が似てるなーと思うこともありますが、基本的スタンスとしては「相手の立場になることが肝要」ってことです。
私は常々仕事をする上で「正しさ < 優しさ」、「正確さ < 易しさ」をモットーにしています。
もちろん法に触れることや金銭のやり取りなど例外もありますが、しごとの「あり方」としては上記の考え方はずっと変えていません。
そのことについて書いた過去ブログはこちら
いい仕事をするためには、気持ちだけではなく、型も大事です。自分の型を身につけることで安心して「自分の考える仕事のあり方」も身につくと考えています。
この本を読むと「あ、これはぜひ取り入れたいな」という型が見つかります。
3.人を動かすことのメリット
人は一人では生きられません。だからこそ、味方を作ることは大切です。
自分より偉い人にしっぽを振ってなびくような味方ではなく、相手(一緒に働く人、クライアントなどステークホルダー)に尊敬の気持ちをこめて接することで、ピンチの時に助けてもらえる関係性が築けるのです。
信頼を築くのはとても地道な作業です。それも含めて「仕事」なのではないでしょうか。
多くのビジネスマンや経営者だけでなく、人と関わる全ての人にお勧めしたい本です。