ほはばブログ

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50代からの女性の暮らし方、働き方、学び方

自己満足のためにボランティアさせていただきます! その1「はじまりは元旦」

7月6日(土)と7日(日)、整理収納アドバイザー準1級講座の講師を担当いたします。

housekeeping.or.jp

その前日(7/5)、午後に自主セミナーを開くことにしました。告知、広報活動などまだまだやることは山積していますが、とりあえず場所は確保しました。仙都会館です。それと内容も決まりました。前半は整理収納のキホン講座。アドバイザーの皆さんも「あぁ、この講師はこんなふうにやってるのね」という冷やかしでも大歓迎です。後半は有料(ワークの材料費にもよりますが、3,000円~5,000円を予定しています)。こちらはキャリアコンサルタントとして子育て中や子育て後のキャリア構築についての内容にします。もちろん無料の講座だけの参加でもOKですが、できれば有料の講座にも来て欲しいです。それには理由があります。今回の参加費全額を石川能登半島地震で被災された地域への支援金にするからです。仙都会館の会場費である16,000円は自腹を切ります。振込手数料も(微々たる金額ですが)自分で支払います。純粋に参加費としてお預かりした金額は災害を受けた地域に届くというわけです。ここまで読んだ方は「寄付するのになぜそんな回りくどい方法をとるのか」と疑問に思うかもしれません。そこで、なぜそういう思いに至ったのか、今回のブログで経緯をお話ししたいと思います。

2024年1月1日の午後。私は初めて購入した楽天のおせち福袋に舌鼓をうち、見ていないテレビの音を子守歌にホットカーペットの温度を中の上にして昼寝していました。ちなみにおせち料理は冷蔵庫に入らないほど大きなものでした。おそらく、家庭用ではなく旅館などで出すおせち料理の作りすぎた分を福袋と称して販売しているものと思われます。ごくごくありふれた日常に「それ」は不躾にやってきました。ぐわんぐわんという揺れという形で。

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ちょっとの地震では「またか」と思う茨城県人ですが、テレビがニュースに切り替わり、NHKでは女性のアナウンサーが必死に避難を呼びかけていました。ただごとじゃない、という直感は当たり、時間を追うごとに被害詳細が伝わり始めました。昨年秋に夫と息子は輪島の朝市を旅したばかり。変わり果てた街の様子にショックを受けていました。私にとっても石川県は仕事でも何度か行った場所。家が倒壊して、避難を余儀なくされている人たちを思うと、私のおせちも作らない、食べて寝てるだけのていたらくが恥ずかしく、腹立たしく思えてきました。

何かできることはないか、数日間正月ボケの頭で必死に考えました。セミナーで石川に行った際にセミナーを受講してくださった整理収納アドバイザーのおひとり、金野美保さんはいち早くフェイスブックで状況を発信してくれていました。金野さんの義理のお母様が珠洲にいらっしゃること、避難場所でけがをしていることなどを知りました。彼女には英語学習のことで相談していた時期もあり(金野さんは英語講師でもあります)、比較的直接連絡を取りやすいことからメッセンジャーで連絡をとりました。彼女自身は被害はないようでしたが、自分の身内が(しかも高齢なら)心配でいてもたってもいられなかったと思います。お母様のところへ行く前には自衛隊の方への相談、留守中のお子さんについての家族会議などいろいろ悩んだり考えたりしていたことも投稿には記されていました。水や食料など詰めるだけの荷物を積んで車での往復は本当に怖かったことでしょう。ほんのお小遣い程ですが、ガソリン代の足しにしてもらうことにしました。ネットバンキングは便利ですね。

誰かのために動きたい、居ても立っても居られない!という気持ちが私の中でふつふつと生まれはじめたのを実感しました。災害を受けた地域の皆さんは大きな組織からの支援があるので、私が何かをすることが大きな支援になるとはとても思えません。しかし、私という小さな存在なりに史上最大の力を出したい。私自身は経験という見えない価値をいただき、お金という見える価値が生まれたらそれを必要とされる方に使ってもらうというわけです。ではなにができるか。現地ボランティア?当時はまだそれを必要としていない時期でしたし、そもそも遠すぎていくだけで体力を使い果たしてしまいます。支援物資を送る?これも何が必要なのかまだよくわからないし刻一刻と必要なものが変わる中で迷惑になりそうです。やっぱりお金が一番喜ばれるという結論に達しました。そしてどうせなら自分で今時点で寄付できるお金だけではなく、生み出したお金も併せて寄付したい!という結論に至ったわけです。

「自分の持っている力を使って稼ぐ」。お金を生み出す力はどんなものがあるのか、考えました。そうなるとはやり講師としてインプットしストックしているネタでセミナーをするのが一番完成度の高いものができるのでは、と思いました。表現が図々しいですが、本当にそれしか思いつかなかったのです。コロナ前は年間70日以上稼働していた講師業。そのための勉強も惜しまず時間や労力を注いできました。これを生かして、たくさんの人に参加費を支払ってもらって聞いてもらって、それも含めて寄付することにしたわけです。

決めたら行動は早いです。それが私の強みでもあります。会場を押さえ、仙台の仲間にまずは報告しました。どこかで「こんな人がこんなことやるよ」的に話してもらえたらいいなという期待も込めつつ。無料で告知してくれる媒体など地元の人でないと知らない情報を教えてくれたり本当に仲間には感謝しかありません。

この時点で2,000文字を超えたので、続きはまた別の日に書きたいと思います。

【現時点できまっていること】

日時:2024年7月5日(金)午後

場所:仙都会館(宮城県仙台市)

内容:前半(無料) 整理収納のキホン 後半(有料) 仕事を始めたい人、子育て終わってからの自分のやりたいことを考えるといった、キャリア構築のワーク&セミナー

もしお近くの方、このブログを読んで興味を持った方、自分は行きたくないけど興味を持ってそうなお友達がいる方、どうぞよろしくお願いします。