ほはばブログ

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50代からの女性の暮らし方、働き方、学び方

【読了】3つの視点で読んでみて!Z世代でテレビ局員「メモ少年」の自叙伝 その1:就活生の皆さんへ

数年前からロバートファン(≒秋山ファン)です。動画を見ていると関連動画として出てくる「メモ少年」。最初は強烈なファンなんだなー、くらいにしか思っていませんでしたが、昨年の秋山歌謡祭を見て、とても興味をもちました。

昨年の秋山歌謡祭の動画は終了してしまいましたが、今年のは数日前にアップされています。

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この番組のディレクターがメ~テレ入社2年目の篠田直哉さん(メモ少年)なのです。篠田さん(以下「メモ少年」と表記)はフジテレビの番組「はねるのトびら」でロバートを知り、ファンになります。もともと引っ込み思案の少年がロバートのこととなると、手段を選ばず楽しい企画でみんなの中心になります。ロバート熱はとどまることを知らず、ロバートのマネージャーになるにはどうすればよいか、必死に考え、行動していきます。ロバートファンならあっという間に読めてしまう本ですが、興味のない人には「だから何?」という内容なので、3つの視点で解説していきたいと思います。まず最初に就活をしている皆さんの視点での読み方です。

いきなりですが少しメモ少年の話から外れます。私は就職支援の仕事もしている関係で、いわゆる「Z世代」と呼ばれる若者と話す機会がとても多いです。その中で「やりたいことがない」「どんな仕事が自分に適しているのかわからない」という声を時々ききます。たしかに、ずっと学校という枠組みの中で与えられたことをきちんとこなしていけばよい生活を送っていたのだとしたら、やりたいこと、と言われても「無理!!」となってしまうでしょう。そんな時はゼロから考えるのではなく、既に自分の中にある、例えば自分が好きなものから広げてみることをオススメしています。「食べることが好き。特にカレーが好き」だとしたら、カレールーを作っている会社をいくつかピックアップしていく(思いつかなければ近所のスーパーへGO)。パッケージの裏には販売している会社と製造している会社が明記されています。それを一覧表にするのです。「カレーを売る会社」、「カレーを作る会社」それぞれ数社見つかると思います。次に原材料の欄を見ます。油脂、スパイス、小麦粉等の表記があると思います。次にグーグルで「油脂 会社」で検索します。同様にスパイス、小麦粉も検索します。カレーでまちおこしをしている自治体、カレーを名物にしているホテル、などもいいですね。そんなこんなで気になる複数の企業が見つかるでしょう。ある程度見つかったら、それぞれの会社のHPを見てどんな事業をしているのか詳しく見ます。採用ページ(注・どの会社も力を入れているせいか、読み込むのに時間がかかる場合もある)の社員メッセージなどをみるのもよりリアルでよいかと思います。ここまで調べてみて「商品を作る会社がいいのか」「商品を売る会社がいいのか」「原材料をメーカーに供給会社がいいのか」などいくつか方向性が見えてきます。もしかしたら、そこから派生して「そういや、バーモントカレーのコマーシャルいいな。広告会社も調べてみようかな」とか「スパイスを輸入する商社もおもしろいかも」などと広がっていくかもしれません。あるいは外食としてのカレーが好きならカレー専門店(ココ壱番屋やゴーゴーカレー)なども面白そうだな。外食メニューの企画開発や出店計画なんかできたら、やりがい感じられるかも!」などと思えるかもしれません。「カレー」というワードでこれだけの広がりがあるのです。これから会社説明会やインターンシップなどのお知らせがあると思いますので積極的にアクセスするのです。待ってないで情報を取りに行くこと、これは絶対です。頭の中だけで終わらせてはいけません。確かにエントリーは面倒だし、インターンシップや説明会への参加はもっと気おくれしてしまうかもしれません。しかし、自分の人生は内定がゴールではありません。むしろそこから先のほうが長く連綿と続いていくため、初動が肝心なのです。

メモ少年は上記の「カレー」の部分が「ロバート」になっています。もちろん当初は就活のためではなかったかもしれませんが、ロバートに関する仕事がしたいと、よしもとのマネージャーを志し、東京吉本に入社するために東京の大学に進学します(実家は大阪)。学園祭でのロバートの単独ライブの企画運営などをしていく中で、ロバートの3人からのアドバイスもあり、マネージャーではなく、テレビ局員へと進路を変更します。キー局だけでなく、西日本のテレビ局などたくさん落とされた結果、メ~テレの社員となります。入社後は自分の与えられた仕事をしっかりこなしつつも、持ち前のここでもロバート愛で会社を巻き込み、秋山単独の企画「秋山歌謡祭」を作り上げるのです。本の中では「ホワイトストーカー」などとも書かれていますが、確かに相手が気味悪がったらストーカーとして遠ざけられたかもしれませんし、拒否されたことで引きこもりになっていた可能性もあります。本人の努力だけではないものの、やはりメモ少年のロバートへの執着心の賜物だと思います。

就活中の皆さんにも「他の人から見たら、『なにそれ』と言われるものでも、まずはそんな自分を肯定して、突き詰めて分析してみることをお勧めします。一人で悶々と考えるのがきついなら、家族兄弟、友達先輩後輩、大学のキャリアセンターの相談員、エージェントの人などなどにまずは話してみてはどうでしょうか。人に自分の考えていることを話すことで、意外と気持ちの整理がつくし、何をすべきか方向性が見えてくるものです。

 

・・・ここまで書いて2000字超えてしまったので、続きはまた明日!

 

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【2024.3.31 本日のおやつ】秋山歌謡祭2024の28分あたりで取り上げられている、春日井製菓の「モチラ」。このCMにつられて買っちゃいました。感想は、んー、まずくはないが、リピートはないかも(ごめんなさい)。

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