前回、前々回の続きです。
第二幕も後半です。
4.学生生活について
前回ブログでは「例え話」「旬の話題」という、自分ごととしてとらえてもらうための切り口の話をしました。料理もそうですが、素材がよいと調理方法はシンプルでも美味しい。セミナーや講演でも同じなのです。
少し話は逸れますが、私がセミナーで笑いを取りに行きたいとき使うのは「失敗話」。老若男女絶対に受け入れてもらうために使うのは「食べ物話」。この講演の中にもちょこっと取り入れることを提案しました。
当日聴いてくれる高校生はおそらくこれから始まる予定の大学生活に夢や妄想をふくらませていることでしょう。娘も高校時代、ウキウキの大学生活を思い描いていたに違いありません。
その時、こんな話が聴きたかったなーと思うものはなんでしょう。
一人暮らし
バイト
人間関係(サークル等)
このあたりが「大学生活でのお楽しみ」なのではないでしょうか。
ここは主観でいいので(というよりもむしろ主観で)楽しいエピソードを話すとよいと思います。
※以下赤字は「失敗」と「食べ物」の内容。
・一人暮らし・・・学校からダッシュで3分。始業のチャイムが鳴ってから家を出てセーフだったこともあり。都内に比べてど田舎だけど家賃2割安で親孝行できる。WiFi付きなのでオンライン授業でも安心。
・バイト・・・家庭教師のバイトは勉強が苦手だった自分だからこその仕事だった。群馬県は全国でも有数の小麦の産地で街自体がパスタの街と言われているくらい美味しい店がたくさんありバイトを始めた。。まかないが出るので若干太った。
・人間関係(サークル等)・・・英語のクラスやプレゼミなど少人数のクラスがあるので一人ぼっちになることはない。
体育会系の部活に所属している。高校時代からやっている競技。今こうして続けられるのは今回の講演の機会をくださった顧問の〇〇先生のおかげ(ここで先生へのリスペクトを込める)。他大学の人とも交流があり様々な人と話すこともあり積極的になったのも大きな収穫。
その他にも1年生でカンボジアにボランティアに行ったことなど、学生時代という時間のある時にしかできないことを話すとよいでしょう。
ここで気をつけなければならないのは「自分が楽しいこと=聴き手が楽しいとは限らない」ということです。ネタの暴走になります。話を作りこむ時にもう一人の自分に聴かせながらくすっと笑わせるくらいがちょうどよいです。
例えば、カンボジアのボランティアだと海外に興味のない人もいるし「この人自慢してる?」などと思われるのも心外ですので「カンボジアの小学生は日本の歌を歌っていた。しかも童謡とかではなく、一青窈の「ハナミズキ」だったり低学年にしては意外と渋い曲だった」などというちょっと意外なエピソードを加えると面白がってもらえると思います。
ここでのテクニックとしては
「問いかけ」をいくつかいれること。
例えばバイトのくだり。
「みなさん、パスタは好きですか?(間)私はパスタ屋さんでアルバイトしています。どうしてパスタ屋さんなのかというと、まかないがあるからです。バイトの日は美味しいパスタがダタで食べられます。」
若者のほとんどがパスタを食べた経験があります。おそらく好きな人も多いでしょう。それがタダで食べられるのかー、楽しそう。いいなー!」と耳がこっちに向くこと間違いなしです。
これを問いかけをせず「パスタ屋さんでバイトをしている」、「まかないでパスタを食べている」と立て板の水如くはなしても「ふーん」で終わってしまいます。
問いかけることで、こちらに引っ張ってくるのです。もちろん問いかけをした後に少し間(ま)をとることは必須です。
余談ですがセミナーコンテンツ講座で「間は魔である」というお話をします。
話すことに必死になると間をとるのが怖くなってしまいます。2秒くらいの間でも10秒くらいに感じてしまうかもしれません。
間を制する者はセミナーを制する!
人前で話すのが怖いと思っていませんか。私も最初はそうでした。しかし聴き手はあなたを取って食べたりしません。気持ちが自分に向きすぎてしまう時に怖くなってしまうのです。
どうか間をおそれず、ひとつの講演の中で2つくらい「問いかけと間」を入れてみてください。
連日最後に本編とは全く関係ない画像を入れています。最近我が家の仲間入りしたエケコ人形ツインズです。
毎週火曜日と金曜日はご褒美のマルボロメンソールを吸います。
我が家で唯一の喫煙者です。
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