ほはばブログ

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50代からの女性の暮らし方、働き方、学び方

キャリアコンサルティング技能士2級合格までの道のり3「論述対策」

少し間が空いてしまいましたが、引き続きキャリアコンサルティング技能士受験をされる方のための記事を書いていきます。

 

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【試験概要】

技能士試験は

・学科

・論述&面接

という3種類の試験があります。

まず

・学科(午前)&論述(午後)

という筆記試験があり、翌月に

・面接

が行われます。1回にできる人数が限られているため、複数日受験日が設けられています(出願時に第三希望まで記入します)。

 

【論述試験問題と解答方法】

逐語記録を読み、それについて回答します。

問1 相談者がこの面談で相談したい「問題」は何かを記述せよ

いわゆる「主訴」です。逐語を読んで要約します。

配点は20点です。

 

問2 キャリアコンサルタントとしてあなたが考える相談者の「問題」とは何かを記述せよ

いわゆる「見立て」です。

相談者が「なぜ」それを悩んでいるのか、解決できる策はないのか当たりをつけていくことです(決めつけではなく、こうなんじゃないかと考えていくこと)。

実はこれ、整理収納のコンサルティングの現場でも考え方は一緒なのです。

(例)

お客様:洋服が多くて片付かないんです(←主訴)

アドバイザー:1.買い物が多いのかな?2.捨てられないのかな?3.家族は片付けに協力してくれるかな?4.相談者自身、どこまで片付いていたら納得するのかな?等

ざっと考えただけでも4つ出てきました。

 

論述問題ではこのように、見立てを書いていきます。解答用紙のスペースから4~5くらいは書けます。少ないと問3で泣きをみます(その理由は後述します)。

問2の配点は20点です。

 

問3 あなたは、上記2つの「問題」を合わせ、相談者を援助するために

①どこに目標をおいて、②どいういうことを実施したいか。具体的な方策を記述せよ。

①は相談者にどうなってもらいたいかという自分なりのテーマを書きます。

ここは3行なので、すぐに埋められると思います。

問題は②、9行あります。ここをきちんと埋めるためには、文字数が多くすることです(当たり前ですが)。

ここが重要なのですが、「見立て」と「方策」はセットと考えてください。

例えば上記の整理収納の例ですが、

1.(見立て)買い物が多いのかな?→(方策)買い物の回数や1回あたりの金額を聞き、買い物記録をつけてもらう。

2.(見立て)捨てられないのかな?→(方策)捨てられない理由や着ていない服はないかアドバイザーと一緒に確認をする。

3.(見立て)家族は片付けに協力してくれるかな?→(方策)一人ではムリなときに手伝ってもらえるように話してみる。

4.(見立て)相談者自身、どこまで片付いていたら納得するかな?→(方策)アイテムごとにどれだけあれば足りるのかリストを作ってみる。

 

というように、見立てとセットで何ができるのかを書くのが問3の②方策です。

キャリアコンサルティング技能士試験の際に必要な指針として私はこれらを頭に入れておきました。

逐語を読んでここに当てはまるものに線を引いておき、解答用紙に記入していきます。

1.自己理解不足・・・自己効力感、自己肯定感、矛盾、思い込み

2.仕事理解不足・・・情報不足、勘違い、思い込み

3.中長期のキャリアビジョン・・・有無。

4.他者とのコミュニケーションはとれているか・・・誰がいるか。いないと思っていないか。

 

これを60分で書けるようにします。

時間を計り、練習しました。

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私が書いた練習用の解答用紙です。

過去問および解答用紙は協議会のホームページからダウンロードできます。

https://www.career-kentei.org/about/learninfo/

模範解答は協議会のホームページにはありませんが、いろんな方が解答例を出していますので、検索して自分の解答と見比べました。

問3の配点は60点。もうここさえ完璧なら合格できちゃうくらいの配点です。

ここで点数をとるためには見立てが大事なのです。

 

 

【私からのアドバイス】

1.論述の勉強はお早めに

面接の合格率がとても低いので面接練習に気をとられてしまいますが、

面接と論述は話すか書くかの違いです。つまり論述対策は面接試験での口頭試問対策になります。

書ければ話せます。

私は12月に筆記試験、1月に面接試験でしたが、面接の練習と筆記の勉強を6月からやっていたにもかかわらず、論述の勉強は10月から始めました。

今になって思えば、論述の勉強ももっと早くから着手すればよかったです。

なぜなら、60分で書き終えるということがついに最後までできず、試験当日で初めて60分で書き上げることができたからです。

本当に、運がよかったとしか言えません。

2.読みにくくない程度に小さな文字で書きましょう。

文字数が少ないと内容も大雑把になってしまいます。一行に40文字以上を目標にしてください。私は46文字がベストでした。クルトガだと文字が太くなりませんので、当日は必須です。