我が家では犬を飼っている。動物愛護センターの方が11月に生まれたと言っていたので11月1日が誕生日ということになっている。
犬を飼うと決めたのは娘だが、いずれ家を出るだろうから私が面倒を見ることになると思っていた。正直、面倒だと思っていた。たしかに面倒。ワクチン打ちにいったり、爪を切ったり。何より毎朝晩の散歩がきつい。冬は寒いし夏は暑いし。でもそんなことはお構いなしに、ペロは毎日の散歩を心待ちにしているように朝晩つぶらな瞳で散歩を待っている。そんな姿が愛おしく、張り切って散歩に出かける。ペロがいなかったらこんなに近所を歩き回らなかったと思う。
ペロが我が家に来て数か月後、東日本大震災が起こった。学校は休校となり子供たちが平穏無事に自宅待機をできたのはペロのおかげ。
コロナで娘の大学がオンライン授業となり、我が家に1か月戻ってきたときも、閉塞感を打破してくれたのはやはりペロだった。
家族の一員、というか「救いの女神（一応メス犬）」だと思っている。毎週牛乳を配達してくれるお姉さんは、ペロと仲良しでおやつ持参で遊んでくれている様子。うちに来るお客さんも「ペロ～♪」とかわいがってくれる。基本的にほえないし、愛想をふりまく。
ずっとずっと長生きしてねー！！
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