ほはばブログ

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50代からの女性の暮らし方、働き方、学び方

演劇部と文芸部

今週のお題「部活」

 

私は運動がからきしできないため高校は文化部に入ろうと最初から決めていました。

本を読むのが好きという理由だけで文芸部希望。夏休みの文芸旅行もたのしみのひとつでした(でも『千曲川のほとりで詩を書く旅』なんて今考えれば、キツイ運動の方がまだマシだったのでは?と思う)。

 

教室の後ろに貼られていた「演劇やりませんか?」と手書きのルーズリーフ。

なんだか面白そう!という好奇心で部室に行くと1年生数名。聞けば廃部になって随分経った演劇部を復活させようということらしい。

 

やっぱり面白そうだった!!

 

演劇部は生徒会からの承認を受けていないので、「同好会」としてのスタートです。同好会は正規の部活と兼部しなければいけないため文芸部にも入り相変わらず駄文を作ってました。

 

学校の敷地内には宿泊施設もあったので夏休みは合宿もしました。秋の文化祭の仕上げです。夜の体育館で通し稽古とか、ほんと楽しかった。高校は山のてっぺんを切り崩したような場所にあったから普段から静かな場所なんだけど、夜の静寂の中での演技は素人ながら鳥肌ものでした。

 

今だったら絶対に行けないだろう学校の屋上にも鍵なしで入り発声練習したり、町の文化祭に呼ばれてもらった謝礼でケーキ買って食べたり、効果音作るのに三階からガラス瓶落としたりいろんなことして笑ったり、叱られたりした3年間でした。

 

私の青春時代は何にもなかったと思ってたけど、こうして思い出してみると味わい深いです。

高校は少子化&過疎化で廃校になってしまいました。でも形は無くなっても部活の思い出は心の中にしっかり残っています。