前回からのつづきで今回でこのシリーズはおしまいです。
受験システムが複雑になり、私の断片的な情報はごくごく限られた方にしか参考にならなかったことでしょう。
しかし、これだけは言いたい!
お母さん、お父さん。
あなた方の存在は心の支えになっています。笑顔!そして楽しく働く姿を見せるのです。
そしてがんばる娘の存在は自己肯定感の低い私を成長させてくれました。
応援できる大人になれたんだ!って。
今、娘は家庭教師のアルバイトをしています。先日生徒さんのお母さんと面談をしたと電話で話してくれました。お母さんから「家庭でできることはなんですか」と問われたそうです。
そこで「おいしいごはんを作って、しっかり話を聞いてあげてください。」
それが受験期に一番嬉しかったことだと。
娘が国公立にこだわっていたのは、私がいわゆるFランクと言われる学校卒だからなのではないかと思っていました。しかし娘は娘なりに将来の仕事を思い描き選んだ学校でした。語学クラスのクラス分けのためにセンター試験は受験したものの、1校のみ受験で済んだのは本当に奇跡です。
どこで学ぶかよりどう学ぶか、なんですよね。18歳の自分に言って聞かせたいです。
受験の話に戻すと公募制推薦はほぼ誰にでもチャンスがありますが落ちる可能性も高いです。公募制推薦入試をする人へのアドバイスとして以下のことも追加しておきます。
1.ダメだった時のスケジュールを話し合っておきましょう。
推薦の合格発表後願書提出等スケジュール的に可能か、入試科目の確認、場所の確認などはしておきましょう。このあたりは親がお手伝いできます。いろんなパターンを想定しました。
2.出願書類は親も念のため確認を。
推薦入試は提出書類がとても多いです。娘の書類を担任の先生が間違えて送ってました。郵送後発覚し、進路指導の先生経由で大学の入試課に連絡していただきました。同時に再提出用の書類の作り直しです。そうした場合願書受付期間内であれば差し替え可能な場合もあるのであきらめずに交渉しましょう(学校経由で)。間違えた書類を返送してもらえるよう、切手を貼った封筒を一緒に入れておけば完璧です。
学校へのダブルチェックを期待しない方がいいです。進路指導部の先生は3年生全員分のとりまとめのみで一つ一つの項目は確認しません(それを求めるのはあまりにも酷)。空欄がなければOKとみなすようです。個人の内容は担任の先生が全てを握っているのです。念には念を入れて提出前に家庭でも確認しましょう。
3.見せたくないと言われても自己推薦書に目を通しましょう。
内容というよりは見た目についてアドバイスができます。読みやすいかどうかなど客観的なものです。記入欄には罫線がついていないこともありますので罫線をつけて読みやすく記入するようにアドバイスしてください。読んでくださる相手のことを考えて、行間に1~2ミリ程度の空間をいれるととても読みやすくなります。
内容については、稚拙な文章は高校の先生に徹底的に添削してもらうしかありません。先生の厳しい指導に子供は先生の悪口を言うことがありますがそれに加担してはダメ。「今、それ教えてもらえてラッキーだったじゃん」と常に言ってました。
高校時代何をやってきたかということももちろん書かなければなりませんが、この大学で学ぶことがどんなふうに社会に還元できるのかという自分なりの意見、根拠を書き加えるとさらによいと思います。書くことは面接の内容にもよい影響をもたらします。
自己推薦書をもとに面接が行われます。娘は社会科学系なので、地域の抱える問題を整理していました。問題を洗い出すだけではなくどう改善できるのか、自分なりの視点で考えて文章化するとよいと思います。
4.面接練習は恥ずかしがらずに家でもやろう
推薦入試においては面接の練習を家で毎日やりました(もちろん私が試験官役)。はたからみたら、ちょっとまぬけかも知れませんが笑顔の練習、声を出す練習。毎日やらないと自然にできません。
私にとっても面接練習はキャリアコンサルタント試験のマイクロカウンセリングの手法の練習になりました。話すことでどんどん自己理解が進んでいく様子がわかりちょっと感動。いつかこうした経験を仕事につなげていきたいなと思っています。
5.公募制推薦と一般入試の併願はとてもリスキー
両者は全く違う試験です。夏休み中は一般入試に向けてセンター試験向けの勉強をやっていました。夜に家で面接の練習と自己推薦書のネタ出しを無理のない程度に毎日やりました。夏休み明けになり小論文対策を本格的にしていました。先生に何度か添削してもらいコツを掴んでいったと話していました。秋には英文小論文のために英語ばかりやっていたようです。一緒に覚えよう!と頑張っていたのですが私はすっかり忘れてます、笑。
それと神頼み。
鹿島神宮は勝負の神様です。
3月末に毎年二人でお参りに行っています。
こうやって書き連ねていくと、やっぱり私は超過保護親だということがわかりました。
今週から夏休み。どうぞ充実した夏休みをお送りください!
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