最近、キャリアコンサルタント資格について質問されることがあります。
不思議と「それ、どんな資格?」よりも、
「どうやったらその資格がとれるの?」という訊かれ方が多い。
複雑すぎるので厚生労働省のHPをどうぞ
この資格を持つ人はほぼ会社の総務、人事などをしている人、社労士資格を持っている人、ハローワークの職員、学校等でキャリア支援の職についている人。
じゃあなぜ片付けの仕事をしている私が・・・?ということについては。
1.お客様とのやり取りの中で方法の提案以前の傾聴の技術を学ぶ必要性を感じた。
↓
2.カウンセラーの勉強をしたくて、車で通えるスクールを探した
↓
3.宇都宮にあるではないか!
↓
4.よくよく見たら「産業カウンセラー養成講座」だった。働く人のためのカウンセリングの講座なものだからハローワークや人事部で働く人ばかりに焦る。でも傾聴は学べるので必死でついていくことに覚悟を決める。
↓
5.講座終了。産業カウンセラー試験受験。筆記試験は合格するも実技試験で不合格。
翌年実技試験合格。
と同時に国がキャリアコンサルタント10万人計画を打ち出す(国家資格になる)。
この年までに産業カウンセラーに合格した人は速習講座という1ヶ月の詰め込み講座を受講すれば受験可能ということを知る(しかし、その恩恵を受けられるのは5年間のみ)。勢いで受講そして受験。しかし、実技は合格するも筆記は不合格。
↓
6.仕事がえらく忙しくなったり、子供たちの進路決定時期に差しかかり勉強もままならず3年目にしてやっと筆記試験合格。
2019年4月国家資格キャリアコンサルタントとして登録。
どーよ。この成り行きまかせの人生を!
でもね、ろくなキャリアを積んでこなかった私はこの勉強期間自体がキャリアです!といえるくらい大きな経験でした。
今回死ぬほど勉強して有名な心理学者の理論は日常の中にも取り入れられていることを知り励まされたり納得したり。
例えば、人間の発達段階の中でクリアすべきことをちゃんとクリアできていないと後々ツケがまわるよ、という人間の発達段階(様々な学者さんが出してて覚えにくいったらありゃしない)はまさに今クローズアップされている中高年のひきこもり問題と深くかかわっていたり。
自分が仕事を決める上でどうしても譲れないものがあるっていうのはなんとなくわかっているけど、シャインの8つのキャリアアンカーを覚えていることで自分の進むべき道を見失わずに済むこととか。
娘がどの大学を選ぶかというときにちゃんと向かい合って話を聞いてあげられたことは、キャリコンの勉強をしてきたことも大きいです。感覚的に聴くのではなくシステマティックアプローチというやり方を学び「コンサルタント」という視点で聴いてあげられた。
息子に関しては就職浪人→就労移行支援施設→ステップアップ雇用→就職という流れの中で面接練習しながら「働くとはどういうことか」ということを語り合いました。泣きながら。
と机上の勉強だけじゃなかったものよかった。
今日はだらだら書いちゃいましたが、キャリコンを目指す人へ言いたい。
キャリコン資格って取って仕事になるの?って言わないで。仕事は生み出すものだから。
働き方改革、入管法改正、障害者雇用率水増し問題、そして引きこもり者への支援など、私たちを取り巻く働く環境はちょっと前と比べて大きく変わり始めています。
聞き上手でいること。新しい情報を得て発信していくこと。他のキャリコンの人とつながっていくこと。まずはそこから始めていきます。もちろん整理収納アドバイザーですから片付けの仕事にキャリアコンサルタント資格を活かしたい。
働くことはお金を得るだけでなく、人間として成長し続けること。そして誰かの役に立つことで自分を肯定できる貴重な経験だと思っています。
これからどんなことをしていこうか、資格をとったことで世界が広がっていくように感じています。
・・・・・・・・・・
年に一度の茨城開催!
整理収納アドバイザー準1級講座(名称が変更になりました)。
2級アドバイザーが対象です。
講座の詳細はこちら
それ以外の講座、お片づけサービスのお問い合わせは下記HPからお願いいたします。
整理収納サービス、セミナーに関するお問い合わせはこちらまで
↓ほはばホームページ↓
・・・・・・・・・