1990年4月。大学入学と共に一人暮らしを始めました。
家財道具の中でも特に気に入っていたのが小さな炊飯器。
毎日早起きするぞ!朝ごはん作るぞ!の気合いも1週間もたず。
朝食はおろか、夕食もコンビニで済ますという日も。
そんなある日アルバイト先のスーパーで倒れてしまいました。
店長は閉店後、ほかのバイト学生も引き連れてスーパー近くの居酒屋に連れて行ってくれて、夕食をご馳走してくれました。
「ちゃんとな、食べないと仕事も勉強もできないんだからな。うちのレバニラセット買えよ。炒めるだけだから」と冗談言いながら、私たちが美味しそうに食べるのをニコニコしながら見てくれていたのを今でも忘れることができません。
元気に食べることは自分のためだけでなないこと。
元気に食べている姿を見せることで安心してくれる人がいること。
一人暮らしをして初めて食べることの大切さを学びました。
今は母親となり、「朝ごはんちゃんと食べなさい!」の立場です。
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