ほはばブログ

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50代からの女性の暮らし方、働き方、学び方

成人する娘へ。与えることに喜びを。

今週のお題「大人になったなと感じるとき」

 

「ちょっと遅れちゃったけど」と年末に娘から渡された誕生日プレゼントの紙袋。

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 海外製のおしゃれなクッキーと靴下が入っていた。

大学生になりアルバイトして自分でお金を稼げるようになってモノとしてのプレゼントをくれるようになった。

でも本当は形のないプレゼントはとっくにもらっている。

 

娘は授業のレポート作り、私は資格試験

zoomでつながって勉強会をする。

ミュート状態で画面のみ、監視し合いながらの2時間は気がひきしまる。

始まる前にちょっとした言葉を交わす。「今日は寒かったねー」とか「学校の帰りに和菓子買ったよ」とか他愛もない話をしてくれる。その時間が楽しい。

いいなと思ったこと、ちょっと感動した本をシェアする。大学の授業の話をしてくれる。知らない世界を見せてくれることが嬉しい。

 

物理的にも、心理的にもほどよい距離を保って私に付き合ってくれる。

いつもありがとう。

 

いやいやそんなこと以前に。

20歳まで生きていてくれてありがとう。

あなたの命こそが私のプレゼント。

 

プレゼントにくれた靴下はちょっとルーズソックスチック。

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くるぶしのツボに温熱素材がついている。

実際あったかい。それ以上に私のことを思い浮かべながら選んで、

お店でラッピングお願いしている姿を思い浮かべると心の中があったかくなる。

 

明日は成人の日。

私の住む市は成人式が中止になった。

もともと「成人式にはいかない」と高校時代から言い続けてきた。

「どうして?」と聞いても教えてくれないだろうから訊かなかった。

 

昨年の夏に「振袖で写真撮らない?」と言ったら

「ちょっと考える」と返事が来て、

数日して「振袖着る!」とLINEがきた。

12月に帰って来られる日に決めて、ご近所の美容室へ予約して、家族写真を撮っている写真屋さんを予約して。

ふと気づいた。

「振袖、どうする???」

私の振袖は思い入れがないから別に着て欲しいとは思っていない。

美容室に聞いたところ「楽天で借りられるよ」。

 

よそのお宅では2年前から予約してるとか、

お母さんの成人式の振袖を着るとか。

いろいろなあったかいエピソードがあるだろうけど

我が家は試着さえしてない。

息子は就職したときにつくったスーツが着られなくなった。縦にも横にもまだまだ成長しているらしい。夫とスーツを交換して試着したり、なんだか楽しそうだ。

 

せっかくだから私も一緒に着物を着ようと楽しみにしていたけれど、

娘の部活の試合が延び延びになり12月までずれ込み、

予約した日に帰ってこられなくなった。

 

写真屋さんも美容室も、楽天のレンタル振袖のお店もギリギリの変更にも快く対応してくれた。

1月末にスケジュールを変更したら、今度は春の外出自粛要請が出た時以上のコロナ患者の増加。家族全員で発酵食品食べたり、運動したり免疫力つけて、くだらないことで笑いながら写真撮影の日に最高の一日が迎えられるように、日々過ごしている。

静かに。

静かに。

 

でもね。こんなふうにも考えられる。

不自由な環境って、自由な環境に感謝するために存在してるのかも知れない。

私たちの写真撮影を支えてくれている人たちがいる。楽しみを与えてくれている人が私たちの予約した日に同じ時間に記入をして待っていてくれる。

 

これって当たり前じゃないこと。

本当にありがとう。ありがとうございます。

 

明日の成人の日は離れた場所で「成人式おめでとう」。

娘はおそらく、朝からバイト。

個人経営の飲食店のご主人はとてもいい方。心をこめた一皿を出すお店。

高崎に行ったらまた絶対に寄ろう。

連休の最終日。お店にたくさんの「ごちそうさま」「毎度ありがとう」が飛び交うといいな。

 

与えることが幸せだと感じられる一日になりますように。

それが娘のかけがえのない成人の日になると信じてる。

 

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