先月、ハウスキーピング協会の海外事業部の講師として中国北京へ整理収納アドバイザー1級準講座(旧1級予備講座)の仕事に行ってきました。
「モノ」から「コト」へ。豊かさの価値基準も変わってきたのでしょうか。今は中国でもお片づけブームのようです。
この講座は理論メインです。理論をおさえることでどんな場面でも対応できる整理収納のプロを目指します。
( 最終日の集合写真。私は後方中央)
日本では2日連続講座ですが、中国版の講座は通訳してもらう都合上2日半(テキストも 内容も同じです)。
31名の受講生の皆さんはとにかく元気!中には「学生時代日本語学んでました」などいう方もいらっしゃいます。
講座後の質問も積極的。
「実際に仕事にする場合の広告宣伝はどうしていますか」
「最初の訪問の時はどんなふうに話をはじめますか」
「仕事をしていて困ったことはありますか」
などなど。
この仕事は日本でもまだメジャーではありませんから。私が13年間仕事をしてきた中でですが、質問をお受けしました。
中国語ができない私は、講座中だけでなく滞在全般にわたり通訳の劉さんにたくさん助けられました。
事前に東京でリハーサルなど、お忙しい時間を作ってくださり不安だらけの私を笑顔で励ましてくださいました。中国の文化、住空間についても出国のギリギリまでメールでアドバイスいただき感謝しかありません。
講座の中で興味深いことを知りました。中国では防災備蓄という考え方があまり浸透していないとのこと。家にストックするというのは日常生活のためなのだそうです。
(ここの講座の方だけのことかと思ったのですが、帰国後、別の中国の方に聞いたら、やはり同じことを言っていました)。目的をもって備蓄することで不要なものを抱え込むことから回避できそうです。
「日常生活がよくなるように」、「整理収納を事業化していくために」という強い気持ちの方と学んだ全力疾走の3日間。1カ月以上たって、あの熱意に私はちゃんと向き合えていたかなと振り返っています。準備は十二分にやっていきました。しかし対応力は国内での講座以上に必要でした。
なぜなら言葉の壁があるから。劉さんに頼ってばかりでしたからね。
もしまた機会があればこの気持ちを忘れる前にできていなかったところを克服してまた仕事で行きたいです。来年の目標ができました。
ハウスキーピング協会中国講座ホームページ
11月29日(金)筑西市でも整理収納アドバイザー2級認定講座開催します。詳細はほはばホームページからどうぞ。