ほはばブログ

ほはばブログ

50代からの女性の暮らし方、働き方、学び方

おうちで舞台鑑賞。

コロナ禍において、行動が制限され不自由な思いもたくさんしてきましたが、不自由な中で「じゃあどうすれば今までのように楽しめるのか」という発想で頑張ってきた人達がたくさんいます。

エンタメ業界は特にそうだったのではないでしょうか。

私はたまーにですが舞台を見に行くこともあります。本当は頻繁に行きたいのだけど、東京まで出るのが億劫で(よく考えたら水戸芸術館って手もあるんですよね)。

 

そんな中でお友達でライターの栗さんこと栗原晶子さんのおススメの舞台を鑑賞しました。それも自宅で。

 

栗原さんとは舞台鑑賞をご一緒させていただいたこともあります。

hohabaibaraki.hatenablog.com

 

今回見た舞台はこちら。

www.consept-s.com

 

そして栗原さんが書いた記事はこちら

entameseiri.com

 

好きな舞台はコメディ系なので、障害をもつ子供とその親の物語(実話)というのはちょっと重たいかな、と思いました。実際私も障害をもつ子の母ですし。

産まれる前のワクワク感、産んで直後の動揺、子育てをする中での葛藤など当時の自分と重ね合わせるところもありました。

セリはアメリカで生まれたということで、医療に対する考え方が日本と違います。ネタバレしちゃうと、裁判を起こすことになるのです。

しかし、セリのありのままを受け止めることに気づき、状況は何一つ変わらないけれど、ハッピーエンドで幕は閉じます。

 

子育てを通して、「幸せってなんだろう」と何度も何度も考えました。

普通に産んであげられたら…なんて思うこともありましたが、とりあえず元気で(お医者さんにかかるのは花粉症くらい)、職場の人に恵まれ、自分の稼いだお金で好きなものを買う。障害があっても自分の足で歩いている息子を見ると「あぁ幸せに生きてるな」と思えるのです。

たとえ障害で差別されることがあっても、私がいつも味方でいるし、行政の力も借り、経済的にも不自由なく暮らせています。むしろ、全く状況を分からない人から「息子さんはあなたを選んで生まれてきたのよ」なんてしたり顔で言われるほうがいじやけます(←「いじやける」=茨城弁で「あたまにくる、むかつく」の最上級表現)。

 

今ここに存在していること、そのこと自体が幸せ。ありのままを受け止めて生きよう!と思える舞台でした。

公演はおわってしまったけれど、オンデマンド配信のチケットはまだ購入できるようです。気になった方、上記公式サイトからどうぞ。