少し前に読んだ本です。
以前川井先生の「知識は捨てる」を読んで、人生観が変わりました。
その後、整理収納アドバイザーアカデミアとして先生のもとで2年間、企業の整理収納の研究に励んできました。
川井先生にとって今年は会社を辞めるという大きな決断の年でした。
もともと企業にお勤めとは思えない自由人という印象でしたが、この本を読んで様々な葛藤から解き放たれたように感じられました。
【この本の中で特に印象的だったこと】
1.できていることに目を向ける
これ、できそうでなかなかできないです。完璧であろうとすればするほど、自分のできないところばかりが目につきます。「ありのままでいいのよ」という言葉は現状維持でよいという意味ではなく、自分のよさに目を向けてというメッセージ。
自分自身を輝かせることにつながっていきます。
2.体験によいも悪いもない
川井先生に会うと「●●すべき」といった押しつけがましさのなさにびっくりします。家に例えるなら「ドアを開けるべき」ではなく、そもそもドアという概念がないという状態。どこからでも出入りできるような人です。バスツアーで時間に遅れても気にしない、友達との約束にドタキャンしても気にしないというレベルまでは小心者の私には難しいですが、出来事自体によいも悪いもないというのは理解できます。いちいちビクビクせず、自分にも他人にも「ま、そんなものね」と寛容でありたいです。
「知識は捨てる」にもかいてありましたが、「今、ここ」に目を向けて生きていくことで悩みは消えていくのだということを再認識しました。
過去にとらわれず、未来憂うことなく。この瞬間を大切にしたいものです。