お題「#この1年の変化 」
2020年ー2021年。
私にとっての本気の「働き方改革」の一年でした。
一昨年秋くらいから体調を崩すことが多くなりました。
初めての海外での仕事、出張も相変わらず多くそれが常態化しているので特にきついとも感じなかったのですが、原因不明の吐き気と頭痛で苦しんだ時期もありました。
個人事業主という働き方の良いところは自分で仕事を選択できること。自分の気の合った人と働けること、自分で時間をコントロールできること。
それなのに私は全く逆のことをしていたのです。
収納の仕事は大好きだけれど、このまま講師業メインでいいのかな・・・?
仕事をいただけるということは、私のやっていることにお金を払ってもいいというお客様がいるということ。私にとって「講座をつくり、人前で話す」という仕事は商売道具なのです。
しかし、仕事に集中しすぎて自分の生活をないがしろにしているようにも感じました。
少し、休もう。そんなことを考えながら迎えた2020年。まだ1月はインバウンドの中国の方への講座などがありましたが、後半になってコロナが広がっているということから対面の講座は軒並み中止。中国へ行くという予定もすべてなくなりました。
つまり、私が「少し、休もう」なんて考えずとも世の中が「あなたに講座の仕事はありませんよ」と言ってくれたのです。まさに渡りに船。せっかくいただいた仕事をお断りすることが心苦しいと感じるタイプなので、ありがたく1年間ペースダウンして過ごすことにしました。
【2020年に始めたこと3つ】
1.畑作業
もともと家の敷地内に畑はありましたが、夫任せ。
実際に種を播き、水や肥料を与え育てていく作業の一部始終をすることで愛着もわきました。
またもともとある、ブルーベリーや柿の木は放っておいても収穫できるので、季節に合わせた旬のくだものを生で食べるだけでなくサラダにしたり、ジャムなどに加工したり。
家の前にも畑があるのですが、さらに畑を100坪買い足しました。ここには木も植えたいなーと思っています。
講座の仕事は減りましたが、収納作業を依頼してくださるお客様は途切れなかったので、お客様宅に訪問するたびに朝どりの野菜をプレゼントしてました。
これはかなり喜ばれました。
2.娘の様子を見に行く
前期は大学がリモート授業になりました。部活も中止。
1Kの学生アパートで暮らす娘は最初は一人で頑張っていましたが、さすがに辛くなったらしく5月に群馬に迎えに行きました。
とはいえ、朝から授業があり部屋に籠りきり。それでも庭の縁側でくだものを食べたり、ペロの散歩をするのは気分転換になったようで、6月からの部活再開のため5月末にアパートに送り届けました。
それ以降は家で作ったおかずや娘の好きなおやつを買い込んで月に一度は様子を見に行くようにしています。二人で岩盤浴に行くのが唯一の楽しみになりました。
3.2級キャリアコンサルティング技能士の受験勉強を始める
国家資格キャリアコンサルタント試験に合格したのですが、あくまでもこれはスタート地点に立っただけ。私は人事関係の仕事をしていたわけではないのですが、成り行きで勉強をはじめたキャリアに関する勉強は、これからの世の中で生かしていけるのではないかと思いました。
経験が少ないので、せめて勉強は続けようと思っていたところ3月上旬に整理収納アドバイザー準1級講座のため福岡出張があり、太宰府天満宮をお参りすることができ浮かんだのが「キャリアコンサルティング技能士2級受験祈願」でした。
祈祷はなんと私一人でした。地元の方に聞いたところ、コロナの影響で参拝客が少ない。一人で祈祷してもらえるなんて運がいい!と言われました。
おふだやお守りのご利益あり、筆記試験は何とか合格しそうですが面接試験は厳しいかな…。合格発表は3月末です。
ありがたいことに、国家資格のみですが、キャリアコンサルのお仕事をいただきこちらも学びながらお役に立てるようにがんばっております。
今まで年間70日ほど講師として稼働してきた私の働き方はがらりと変わりました。
講師の仕事は私以外の人でも変われるけれど、2020年にやってきたことは私が今やるべきことだったんじゃないかな、と思います。
4月からは常陽藝文センターでのカルチャー講座(水戸・つくば)が始まります。
この1年の経験も講座に織り交ぜながら楽しく進めていけたらいいなと思っています。
今まで無我夢中で講座を作り移動し話すという流れでしたが、整理収納が暮らしを整えるだけでなく、自分の人生を整えることにもつながっているのだと実感しております。