宇都宮在住の整理収納アドバイザー、小堀愛生さん（こぼめぐちゃん）が本を出版したので、私も速攻で購入しました。
我が家の子供たちはすでに19歳＆21歳なので、今更「子育て」というわけにはいかないのですが、子供とのかかわり方について「お片づけ」という切り口で書かれたこの本はとても楽しく読むことができました。
著者、小堀さんは３人のお子さんを育てながら建築や整理収納の第一線で活躍している「働くママ」。バリバリ働きつつもかわいいお弁当を作ったり、時間を作って子供と小旅行に出かけたり、一人一人の個性を大切にしているスーパーウーマン。
しかしそれは「やってあげている」のではなく、「共にママとして育っている結果」だということがこの本から読み取れます。Ｐ．83にかかれている「こぼめぐ流 かたづけのきっかけ作り」のところの一番最初に「甘えてもよい雰囲気をつくる」と書かれていてなるほどー！と思いました。親からしたら徐々に成長してるんだからこのくらいは・・・と思うことでも、まだ世に生を受けて数年の経験の浅い子どもに片づけなさい！はちょっとかわいそうだな・・・と。
まず親がお手本を見せる、そして成長に合わせて見守る。子育ての中に遊びや学びや躾をうまく組み合わせて、子供と楽しい時間を過ごすきっかけになる一冊です。
子どもがまだ小さかった頃は「早く大きくなってくれー！」と思ったものですが、今は「もうこれ以上大人になるなー！」と思ってしまいます。
そのくらい、子供の成長は早く子供と一緒にいられる時間には限りがあるのです。
子育て期の反省もこめて、本棚に置いて時折読み返そうと思います。
