ほはばブログ

ほはばブログ

50代からの女性の暮らし方、働き方、学び方

軽度知的障害のお子さんへのキャリア支援・2.就労移行支援って何?

昨日のブログの続きです。

障害があることで仕事に就けない・・・という方に息子の経験したことをブログの内容にしています。

長々と書いてしまい読みにくいですが、今日言いたいのは。

・障害者の福祉サービスは様々あるが、サービスを受けるには多少の勉強は必要。

・「働けない自分はダメ」ではなく、何らかの社会との接点を持つことでいずれ就労に結び付く

ということです。

思いっきり主観で書きます。

 

hohabaibaraki.hatenablog.com

 

息子が卒業後に選んだ場所は就労移行支援です。

似たような名前で「就労継続支援」というものがあります。両者福祉サービスですが、就労継続支援障害等を持つ人が雇用契約を結び支援を受けながら働く福祉サービスです。A型とB型があり、仕事内容や期間、賃金などに違いがありますがここでは割愛します。

就労継続支援が働く場であるのに対し、就労移行支援は就職を希望する人対象です。就職に必要なスキルを身に着けて就職活動をするのです。

基本的に収入はありません。そして期間は2年間(2年間の間に就職して離職した場合はまた就労移行支援を使うことができます。利用には年齢制限も有り)。

 

就労移行支援は福祉サービスですから、「ここがいいから来月から来ます」という簡単なものではなく、市役所の障害福祉課で福祉サービスの受給者証を発行してもらわなければなりません。

受給者証が発行されてから「サービス利用計画」を作成します。自分で作ることもできますが、「サービス利用計画」で検索するとわかりますがとても難儀。一日のスケジュール(習い事、趣味なども含む)、どんなサービスを受けたいか、本人の希望、家族の希望など。

自力で作ってもよいとのことですが、書類のひな型を見て無理だと判断。

www.kaigoseido.net

ケアマネージャーさんにお願いすることに。しかし引き受けてくれるケアマネさんが見つかりません。ケアマネさんも人数が少なく依頼する人が多いということ。何か所も断られかなり焦りました。

3月からの利用開始を目指し1月に隣の市のケアマネさんが引き受けてくれることになり何とか間に合いました。

 

息子が在学中は特別支援学校→就労しか思い描けませんでした。多少回り道をしましたが福祉制度を知り自分たちでどのサービスがよいかを決めていくことで障害を持つ人が自分らしく生きやすくなります。

様々な理由で就労が難しい場合は「家以外の居場所をもつ」、「家族だけで抱え込まない」ことはとても大切です。福祉サービスは複雑です。まず誰かに相談してみるなど小さくでも動くことで人生は動いていくというのを息子を見て感じました。

余談ですが息子の通っていた就労移行を勧めてくれたのはそこにお弁当を配達している方でした。その方は筑西に引っ越してきてからの私の飲み仲間。

ほんと、人生ってわからないです。

 

www.ho-ha-ba.com