昨日は娘の卒業式でした。
雨上がりの朝の筑波山と愛車。遅刻ギリギリなのにブログ用に撮影。
第一志望の高校ではない学校だったけど、だからこそ頑張れたと言ってくれました。
卒業式記念品の中にあった付箋
学年目標「トビラを蹴破れ!」
1年生の学年通信でこの言葉を見たとき、物騒だなーと思いました。
手で開けられない扉は、足で蹴破れ、と?
誰かに開けてもらうのを待つのではなく、自分の持っている力でまだ見ぬ未来の扉を開けるには手だけではダメなのです。貪欲に生きろ!というメッセージだと今になれば思います。
話、変わって。
キャリアコンサルタント試験のためにさまざまな理論を学びました。深く考えもしなかったあれやこれやが明文化されていて、理解するととっても興味深いのです。
その中でブリッジズの「トラジション(転機)」の話をしたいと思います。
ブリッジズさんは、人の転機には三段階あると言っています。
【第一段階】・・・何かがおわる
娘の場合は「高校受験が終わった」という段階。中学生の終わりでもあります。
【第二段階】・・・ニュートラルな期間
第一志望ではない学校へ行くことになるということで思い悩んでいた段階。
(この時期何もしてやれないどころかオロオロしてしまったのは、今でも申し訳なく思っています)
【第三段階】・・・何かが始まる
新しい制服を着て、入学式に臨む。
人生の転機って、私は何かが始まることからスタートだと思っていましたがよくよく考えてみるとひとつのことが終わることで、次に進めるのですよね。
この三段階の中で一番重要なのが第二段階だとブリッジズさんはいいます。
良い結果でもそうでない結果でも、ちゃんと向き合い、ひとつ終わらせることでよいスタートを切れるということなんですよね。
思い返せば娘もそうでした。
進路決定後、声を出さない涙を流し、部屋にこもり塾のテキストを荷造りヒモでくくり、テストプリントなどを捨てて電車に乗って一人で私の田舎へ泊まりに行きました。
日常から離れ3日。
晴れ晴れとした顔で帰ってきたときは私が泣きそうになりました。
きっとあの3日間が娘にとっての第二段階だったのだと思います。
それからは慌しく過ぎていきました。
制服採寸、クラスわけテスト、大量の宿題、入学後についての面接などなど。
まだ心の準備も整わない中、それでも落ち着いて行動できたのはこの第二段階で日常から離れ、考える時間をもてたことがよかったのかと思います。
ブリッジズさんの理論などもちろん知っていたわけではないのに!
描いていた楽しい高校生活とは縁遠い苦しい3年間だったと思います。
そしてその3年間も終わりました。
娘のニュートラルな期間はあと1ヶ月。
これから始まる生活への期待と不安とも彼女なりに向き合ってよいスタートが切れることを願うばかりです。
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