毎年5月~6月は北関東(茨城&栃木)での整理収納アドバイザー1級予備講座を担当しております。
※整理収納アドバイザーって何ぞや?という方はこちらをどうぞ。
4月からバージョンが変わりました。
4月以降に受講される方は必ず「バージョンⅤ」で受験くださいね。
(大きく内容が変わることはありませんが、オフィス向けの内容が追加になっております)。
テキストの合間に何度も読み返しているのが、「ワンダー」。
生まれつき顔に障害をもつ少年、オーガストは頭の回転が速い男の子。
障害のため、ずっと家で母親が勉強を教えていたが一般の学校に通うことになるのです。
学校では親切にしてくれる同級生もいるけれど、圧倒的に冷やかし、嘲笑。それでも理解してくれる友達もできたが、ある時、友達だと信じてきた子がオーガストの悪口を言っているのを間近で聞いてしまった。自分を受け入れてくれていると思っていただけにその怒り、悲しみは計り知れない。
この本の読みどころは「障害があってかわいそう」という気持ちでなくいつの間にか当事者意識を持って読みすすめてしまうところではないかと思う。
章立てがオーガスト目線だけでなく、家族、クラスメイトなどそれぞれの目線でも書かれている。障害を持つ家族がいるということは、家の中にいると特に感じないけれど一歩外に出るとまるで自分が責められているような気分になる。
姉のヴィア!よくぞ言ってくれたという気持ちでした。
息子がまだ小さい頃言われていた「息子さんはあなたを選んで生まれてきたのよ」の言葉。
あーたに何が分かるの!そう思ってるなら心の中だけにしときなよ、なんて思ったりしてたな。
こんなこともあったっけ。
娘が中学校の自転車置き場で兄(息子)がいじめられている様子を目撃してしまった時に助けに行けなかったけれど、「上履きでうしろからひっぱたいて逃げようかと思った」と怒り満々に報告してきたこと。
特別支援学校の卒業式に備えて、兄のスマホにラインアプリを入れてあげたこと。
(実際はほとんど使ってないんだけど)。
家では「ウザっ!」って言ってるくせに。障害があること前提での妹としての人生を受け入れている。ちょっと申し訳ない気持ちになる。
ん?まてよ。
私は何に申し訳なく思ってるんだろう。
障害があることはいけないことなのか。そんなに蔑まれなきゃいけないことなのか。
それとあなたを選んで、と言われるほど、私は立派な人間なのか。
実際のところ、まあいろいろ不便なことは多いけど人に気の毒がられるほどではないかも。
そんなことを振り返るきっかけになった本でもあります。
オーガストが様々な出来事(そのほとんどがつらいことだけど)の中で成長できたのは家族やオーガストの人柄を好きになった友達の存在も大きい。
障害の有無に関わらず一人では成長できないものね。
「私を選んで生まれてきてくれてありがとう」なんて殊勝な気持ちには到底なれそうにもないけど(頑張って弁当作ってやってるんだぞ!ありがたく思え、は言っちゃうけど)うちの子供たちが明日も元気で平和でいてくれればそれでよし!と思える一冊です。
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