ほはばブログ

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50代からの女性の暮らし方、働き方、学び方

上手なPTAの歩き方(休んだ分、長文)

この時期、新学期になると、必ず出てくる「学校のPTA役員決め」。

私はあの誰ーーーも手を上げない沈黙が怖くて、結局引き受けてしまう。

 

もし、これを読んでる人で不本意に役員を引き受けてしまった人は、黙ってニコニコしてましょう。一年なんてあっという間です。ガンバレー。

問題はいろんな役員を渡り歩いた私のようなタイプ。

こういうタイプこそが人間関係のドツボにはまりやすい。自戒も含めて学校の役員業務を一年を軽やかに乗り切る(私なりの)方法を今日のブログネタにしようと思います。

 

1.改善はしても改革はしない

役員の中には、昨年からの残留組や下のお子さん入学に伴い再登場なんて方もいるので、先人の築いたシステムを否定をしてはいけません。ましてや方針転換など改革しようと思うと敵を増やします。間違いなく。

役員期間は1年間。短いようで長いもの。人間関係は荒波たてないのが賢明です。

ただし時間やお金がかかりすぎるなど明らかにムダ!と感じたらその部分のみ改善はしていくと次の代の方に喜ばれます(どうして改善したのかまでを引き継ぐとベスト)。

 

例えば、私の支部は総会と懇親会を会費を取り某ホテルで豪華にやります。

(それ、学校の会議室でよくね?)と内心思ってもそれ自体は変えられません。その上参加申し込みを事前に出したにも関わらずドタキャンする人が例年いるらしく、後日会費を請求するのは支部長(今年は私)の役目らしいのです。

そこで事前打ち合わせで料理の最終人数確定のタイミングを会場担当者に確認したところ当日多少の増加はOKとのこと。つまり当日お金を払った人の分だけ準備してもらえるのです(もちろん事前に大体の人数は把握しているので、申し込みより少し少なめの注文をしておきます)。

これなら料理のロスもなく、ましてや欠席者への請求するという任務もなくなるばかりか、本当はドタキャンしたくなかったのに欠席してさらには会費を取られるという被害者もなく、会場、役員、欠席者全てがイヤな思いをしなくて済みます。

 

 

2.場を支援する人になる

 トップがひとりでなんでも決めてしまうと、反感を買います。しかし実際に話しをふると無言のイヤな空気だけが流れます。

そこで、自分の考えとして「案」を提案します。この役は「長」がつく人がベスト。そもそも役員業務において「長」とつく人はファシリテーター(活動の支援者)の立場でいたほうがよいかと思います。特に参加者が女性の割合が多いときは、会議中に黙っている人に限って「やっぱさー、アレよね・・・」などと後出しじゃんけん的態度に出たりするものです。

 

先日こんなことがありました。

今までの役員用名札は字も小さく結局誰が誰だかわからないまま一年が終わりました。なんとなく不満が出ていましたが、毎年スルー。

なので「名札で学年わかったらいいよねー。よく間違えちゃうから」と言ってみたら即、「じゃあ私作ってきます!」の声がでてきました。

得意分野を持っている人は実は発言は苦手でも貢献したいと思っていたりするのです。そこは見逃しちゃもったいない。

構成する人が貢献できる場をつくることもリーダーの仕事だと考えます。

 

3.楽しそうな顔をするのが一番の仕事

今年支部長をするのは2年前から決まっていました(副支部長が3年生になったら支部長になるという暗黙のルールを後から知った)。

にも関わらずよくわかんないまま支部長になっちゃいました。このストレスたるや!!思えば、先輩方の結びつきが強く、下の学年は蚊帳の外。先輩方と一緒に仕事したかった。

 

でもね、怒っても仕方ないのです。今までの伝統のやり方だからそこを無理に変えないけどさ(まあこの伝統のおかげで年度初めからえらい目に遭ったわけですが)。

折衷案として私は「みんなを巻き込んで楽しくやる」。これでいきます。3年生がメインで動くというやり方は変えないけど、1年生も2年生とも話したい。意見は聞きたいし、わからないことを聞いてほしい。会社じゃないんだし、結果よりも過程を楽しむことが大切だから。

もちろん全ての人と仲良くすることは難しいけれど、間違っても「あなたには関係ないわ」なんてことは絶対に言わない。

このメンバーで活動するのはたった1年間。たまたま知り合った縁を大事にしたいです。

 

PTAの是非について時々新聞やテレビなどで取り上げられています。

昔とは役割は変わったかも知れませんが、全く無意味とは言い切れないと私は思います。

 

子供が小学生や幼稚園生なら、お父さんお母さんが学校で活動している姿はうれしい気持ちになるでしょうし、中高校生なら学校行事のついでに先生に相談なんかもできるわけです。

それともうひとつ。PTAは役員だけのものではないとも思っています。

今年はうちの支部の会員さんを沢山巻きこんでいくつもり。みんなが楽しく活動できるように後方支援するのが私の役目だと思って一年頑張ります。